ノロウイルスに続いて、Oー157の集団感染が各地で確認されています。
みなさん、こんにちは!キエルキン担当の加藤です。ノロウイルスに続いて、O-157の集団感染が各地で報告されています。
普段は秋口に感染報告が多いOー157。O-157とは聞いたことがあるけれど、詳しくは知らない。そうした方も多いと思います。
それでは詳しく見ていきましょう!
O-157は感染力が非常に強い
たった100個の菌が入っただけで感染して、体に支障をきたす。
O-157は非常の感染力が強く、100個の菌が体内に入ってだけで、病気を引き起こします。これらの症状は後述します。
O-157は低温に強く、高温に弱いです。具体的には冷凍庫の中でも増えにくいですが、生きています。反対に高温に弱く、75°以上で死んでしまいます。
栄養分が多い、高温多湿な場所で増殖することが特徴です。37°でO-157にとって理想的な温度です。
増殖の最低温度が8°、最高温度は44°です。酸性に強い為、胃の中でも生き残って、腸まで到達します。
感染源はあらゆるところが考えられます。
私たちが普段接種している食物のほとんどが、感染源、もしくは感染にかかわる物に触れている可能性があります。
ですので、感染源を避けるよりも、菌対策をしっかりすることが重要です。
ベロ毒素を生成し、伝染する
ベロ毒素は、後述する溶血性尿毒症候群(HUS)や、脳症を引き起こす、とても危険なものです。ベロ毒素をつくる遺伝子を持ったウイルスが、腸の中でいつも腸の中にいる正常な菌に感染するとします。
すると、その菌までベロ毒素を作ってしまいます。これが体内で伝染していってしまいます。 とても怖いですよね。
症状や後遺症
O-157 に感染すると数日から1週間の潜伏期間の後に、症状が出始める。
- 一般的には下記の二つです。
- 1:腹痛・下痢
- 激しい腹痛を伴った、水っぽい下痢が出ます。また回数も普段よりも多くなります。そののちに、血便が出てくることもあります。
人によって、軽い下痢で終わることもありますが、便の中には菌が混じっていますので、除菌を徹底することが大切です。
キエルキン(キエルキンなら、除菌に消臭力まで、他とは一線を画します。)
- 2:発熱
- 人によって発熱を伴います。しかし、長引く高熱になることはあまりありません。
重症化
- 溶血性尿毒症候群(HUS)
- O-157 がとても怖いのは、このHUSがあるからです。
溶血とは、赤血球が破壊されて、貧血になってしまうこと。
正常な血液の状態ではないということです。
尿毒症とは、腎臓の働きが低下することで、他の臓器も機能が低下してしまうことです。
それによって、むくみ、だるさ、などが表れます。最悪の場合は脳症なども引き起こします。
- 昏睡
- ベロ毒素は、血液脳関門という、
"脳に届けられた物質を入れるか入れないかを判断している部分"
に異常をきたします。
すると脳にベロ毒素が入り、脳症を引き起こします。
脳症が起こると、頭痛や幻覚、よくしゃべりだす(普段と違う)などのあとに、痙攣をおこして、昏睡に至ります。
昏睡に至る、とても怖いですよね。
以下のリンクは、O-157に感染し、このブログに記した全ての工程を経験された事例の症例報告です。
腸管出血性大腸菌(O-157)感染による急性脳症を発症した 24 歳女性例
この論文冒頭には、子供の方が脳症、溶血性尿毒症になりやすいと書かれています。
お子さまがいらっしゃる過程では、とくに除菌対策を徹底していただきたいと感じます。
次亜塩素酸水のOー157への有効性を示した研究もあります。以下のリンクよりご覧ください。
キエルキンを是非、役立てて下さい。