みなさん、こんにちわ!
キエルキン担当の加藤です。
本日のニュースで、大阪の1日感染者数が過去最多を更新し続け、
病床が逼迫(ひっぱく)している状態であると報道されていました。
一日の重症者数が、病床数を超えるとはどういう状況なのか、
病床逼迫度(ひっぱくど)とはどういうものなのか
気になったので調べてみました。
病床逼迫度に関して参考にさせていただいたのこちらです↓
https://www.shinmai.co.jp/corporate/henshu/koechika/2021/03/02/qa3.html
まずは、病床使用率から。
病床使用率とは、重症用から軽症用まで全ての病床を含めて、どれくらい使用されているかを表します。
具体的数字に落としてみましょう。
重症用のベッドが40床、中等症・軽症用のベッドが60症あるとして、全部で100症あるとします。
そのうち、重症が20人で20のベッドをつかい、中等症・軽症のひとは50人で50のベッドを、すでに使っているとします。
すると全体では70のベッドを使っていて、全体では100のべっどがあるので、病床使用率は70%ということになります。
ニュースなどによく出る、重症の病床使用率は、この場合は
40のうち20を使っているので、半分の50%となります。
では病床逼迫度とは何でしょうか?
それは中等症・軽症用のベッドの使用率を意味します。
重症用のベッドは、重症化したときにすぐに対応できるように、
空けておかなければなりません。
つまり、中等症と診断されたけど、中等症・軽症用ベッドが空いていない。
でも重症用ベッドが空いている場合には、
入院できないということです。
熱がなかなか下がらない、体調が悪いなどの症状で受診する場合、
中等症・軽症の場合がほとんどです。
そのときにどれだけ、入院を受け入れられるか、その指標となると思います。
今回の例の場合、60の中等症・軽症用のベッドがあり、50はすでに使われています。
なので約83%が使用されている状況にあるということです。
病床逼迫度がかなり高いということになります。
病床逼迫度と病床使用率の違いが、なんとなくお分かりいただけたでしょうか?
またあくまで、これは架空の例です。
実際は重症の病床使用率が50%を超えたら、緊急事態宣言レベルです。
しかし、大阪では重症の病床が満員で、重症化した患者が転院できないというニュースが、今日(4月14日)にありました。
報道だけではどういった状況か分かりにくいですが、重症用ベッドの使用率が
高いことは明らかです。
重症用ベッドの使用率が高いということは、医療従事者の方も、
それだけ重症患者との接触回数が多くなります。
つまり、感染リスクが高まります。
医療従事者がかかってしまうと、その病棟をくまなく消毒したりなど、
医療活動がいったんストップします。
そして何よりも、一番、歯を食いしばっている人が感染してしまうと
周りに迷惑をかけてないかと、心的なストレスがかかることは
容易に想像できます。
仲間が感染すると、他の人達も一気に不安になります。
こうなると音を立てて、組織が崩れていきますよね。
医療機関の負担を減らすことは、自分の生活を守ることに直結します。
ワクチン普及まで、この第4波を抑えらえるように、普段から除菌習慣を徹底していきましょう!!
それではよい一日をお過ごしください。
Have a great day guys!!