皆さん、こんにちわ! キエルキン担当の加藤です。
緊急事態宣言が解除されて、ワクチン接種も進み始め、
日常を取り戻す日が近づいてきている気がしますね!
何年後かに、そんなときもあったと思い出す日が待ち遠しいです。
さて、週末には大きい施設で、集団ワクチン接種が行われていて、
ワクチン接種が加速しているのを肌で感じます。
2回接種が終わっている人は10%弱、
一回接種が終わっている人は20%超だそうです。
私個人の感想として、ここまでワクチン接種が進んでいるとは思いませんでした。
数値から見ると、1回でもワクチンを打っている人は、5人に一人はいる
という計算になります。
しかし、私の周りには、ワクチンを打ったことが無い人がほとんどです。
思っているよりも早く、ワクチンを接種することになりそうだなと感じます。
ワクチンがここまで身近になっているので、ワクチンの種類について、
改めて皆さんに知ってほしいと感じます。
モデルナ社、ファイザー社、アストロゼネカ社などの
ワクチン開発をした社名は皆さんも聞いたことがあると思います。
しかし、それはワクチンの種類ではありません。
今後、上記の会社以外にもワクチン開発をする会社が必ず出てきます。
特に、国産のワクチンも開発途中です。
複数の種類のワクチンが出てきたら選べるようになったら、
選ぶための情報が必要です。
また、皆さんがもし、納得できない場合はワクチン接種を拒否することもできます。
ワクチン接種の際の、自分のワクチンの情報(働きとリスク)を知る権利が皆さんにはあります。
ではワクチンには以下の種類があります。
生ワクチン
RNAワクチン
DNA ワクチン
ウイルスベクターワクチン
組み換えたんぱく質ワクチン
ウイルス様粒子ワクチン
非常に多くの種類がありますので、今回はRNAワクチンとウイルスベクターワクチンを取り上げます。
~mRNA ワクチン~
mRNA ワクチンは、mRNA という遺伝子情報を持つものを筋肉注射します。これにより、mRNA による遺伝情報で細胞を作ります。
今回の場合は、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質(ウイルスの周りの研げどげ)を注射後、体内で作ります。
それによって体内で免疫が作られます。
mRNA のワクチンを作っているのは、アメリカのモデルナ社とファイザー社です。
ウイルスの”遺伝情報”を持ったものを体内に取り込み、それをもとに免疫を生成することを覚えておきましょう。
~ウイルスベクターワクチン~
ベクター (Vector) は数学のベクトルと全く同じつづりです。
ベクトル以外にも、媒介という意味があります。
媒介という名の通り、ウイルスを体内に入れるワクチンです。
しかし、このウイルス自体はコロナウイルスではありません。
人に害の無いウイルスに、コロナウイルスのスパイクタンパク質の情報を組み込んで、それが体内に入ることにより、免疫を獲得します。
このウイルスベクターワクチンを作っているのは、イギリスのアストロゼネカです。
このウイルスベクターワクチンで心配されていることは、
1回目のワクチンを打った時点で、新型コロナウイルスの免疫ではなく、
媒介となったウイルスの抗体が出来てしまった場合、
2回目の接種では新型コロナウイルスの免疫抗体の生成に効果がなくなることです。
上記にワクチンは、日本政府が契約を結びました。
このうち、mRNA のワクチンはモデルナ社とファイザー社
ウイルスベクターワクチンはアストロゼネカス社です。
自分がどちらのワクチンを接種するのか、知っておくと
どういったことが自分の体内で起こっているか、わかって少し安心かと思います。
また、アメリカのジョンソンエンドジョンソン社も、
このウイルスベクターワクチンを開発しました。
一回限りの接種で完了し、アメリカで3月に緊急承認されています。
日本政府にはグループ企業のヤンセンファーマが、承認申請をしている段階です。
特徴としては、「重症化率がゼロ」であることです。
発症率を抑える点については、モデルナ、ファイザーに劣りますが、
症状が重篤化して入院する・亡くなった数が、ゼロだそうです。
これからたくさんのワクチンと治療薬が開発されるかもしれません。
まだ苦しい状況は続きますが、多くのワクチンと治療薬開発が進んでいくことを信じて待ちましょう!!
それではみなさん、よい1日をお過ごしください!
Have a great day guys!!