みなさん、こんにちは!
キエルキン担当の加藤です。
新型コロナウイルスで、また新しい変異が発見されましたね。
ギリシャ文字にならって「ミュー(μ)株」です。
ミュー株の変異は「N501Y」「E484K」の変異が確認されているそうです。
これは、ベータ株(南アフリカ由来)などで確認されている変異と同じ傾向を持つということです。
アルファ株(イギリス由来)の感染力に、さらにワクチンなどでできた抗体を逃れる変異が重なっている状態です。
アルファ株の変異がN501Yです。これに関しては、
イギリスではもうアルファ株ではなく、デルタ株に置き換わっているため、
ワクチンが効くと考えられます。
コロンビアは現在、半分がミュー株によるもので、国全体の感染者数も2000人を切っている状態です。
現在、日本ではデルタ株が主で、一日2万人ほどの感染者数と比較すると、
やはりデルタ株の方が、日本が気をつけるべき変異であると感じます。
しかし、WHOが懸念すべき変異株に指定しているため、
今後、どういった特徴が表れてくるのか、注視する必要があるように感じます。
このミュー株の特徴は、ベータ株と一緒です。ベータ株は懸念すべき変異に指定されているものです。
ですので、この先、ミュー株がどう増減していくか、
外国の状況も注視する必要があると感じます。
それにしても、変異がμの順番まできていることに驚きました。
ギリシャ文字で12番目です。次の13番目は「ν(ニュー)」です。
ひとつ前は「ラムダ(λ)」です。
ラムダ株は、まだ詳細が分からない変異として、ニュースに上がっている
様子を見た方もたくさんいらっしゃると思います。
その一つ前に、「カッパ(κ)株」があります。
カッパ株の変異は、なんとデルタ株の変異と一緒だそうです。
L452Rという変異です。
これは452番目のタンパクの遺伝子が、L(ロイシン)からR(アルギニン)
というたんぱく質に変わっていることを意味します。
日本の政府も、このカッパ株を注意すべき変異株に指定しています。
カッパ株のことは知らなかった方も多いのではないでしょうか?
そしてそのデルタ株の変異について、とても興味深いニュースを見つけました。
デルタ株が、日本国内で変異している可能性があるようです。
デルタ株の変異で、世界で8例しかない変異が、国内で確認されたそうです。
感染拡大によって、ウイルスの変異が助長され、
ワクチンの接種と相まって、さらに強い感染力のある変異も
出現する可能性があると感じます。
先日紹介した、ウイルスの情報ではなく、
ウイルスの受容体に対して働きかけるワクチンの開発が
されると良いなと感じます。
変異株とのいたちごっこは、もう終わることが無いと思います。
海外からの変異株の流入ではなく、日本国内での変異となると、
日本国内で独自の変異が起きていないか、それによって現在の感染増大に
つながっていないか、を調べていくことになると思いますので、
そうした情報をまたチェックしていきたいですね。
9月12日まであと10日を切りました。
昨年の正月と同じような光景に見えるのは、僕だけでしょうか?
「また延長?」
というような国民の反応になると、人流を抑え、
感染抑制するのは難しくなります。
9月12日には、酒類提供と20時以降の営業の自粛以外で
何か方針を打ち出してほしいと感じます。
感染者が減少に転じていますが、医療逼迫がまだ続いていますので、
お気をつけて、週末をお過ごしください。
Have a great weekend guys!!