先日、Morbidity and Mortality Weekly Report(罹患・死亡率の週刊レポート)
から、アメリカのマサチューセッツ州の町でのクラスターについて、詳細なレポートが上がりました。
このレポートの中では、マサチューセッツ州の住民の69%は、
ワクチン接種が完全に完了している状態だったそうです。
(モデルナかファイザーの接種2回、J&Jの1回)
感染者全員のうち、約3/4の人がワクチンを打っていました。
驚くべきことに、このワクチン接種を完了していたが、
感染した人の87%は男性でした。
いろいろな要素が考えられますが、これは誤差の範囲には思えませんので、
日本でも、こうした性別によって感染リスクは変わるのか、
そうしたデータを取ってほしいと感じます。
マサチューセッツにおいて、売っていたワクチン分布は以下の通りです。
ファイザー製46%
モデルナ製38%
J&J製16%
の分布となっています。
全体のワクチンの種類の分布に対して、やはりJ&J製のワクチンは
少し罹患率が高い傾向にある気がします。
しかし、罹患した人のうち、3/4はワクチンを打っていて、
そのうちの約85%の人たちは、日本にいる人が接種しているワクチンと
同種のものを打っています。
今回のデータで、デルタ株の感染力の強さが改めて提示されました。
さらにワクチンを打っていても、デルタ株を広げてしまう、
スーパースプレッターになってしまう可能性も示唆されました。
知らぬ間に人に移さないように、改めてマスクをしましょう。
ワクチンを打った、打たないにかかわらず、マスクをしましょうと
喚起しています。
そしてもう一つ、このレポートでは、
やはりワクチンを打つことは、最善の予防策であることも
改めて記されています。
重症化を防げることも、ワクチンの効果を証明しています。
このレポートでの重症化は、入院が必要であることを基準としています。
重症化を防ぐことは、医療逼迫を防ぐことにもつながります。
ワクチンを打つこと
ワクチンを打ってもしっかりマスクをすること
少ししんどいですが、ワクチンを打っても
自分たちがこの2年、続けてきた習慣を
また改めてしっかり続けましょう
手を清潔に保つ
ことあるごとに除菌する
マスクをする
そうしたことが今年もやはり必要です。
ワクチン接種率が、約70%の都市でそうなのですから、
それよりもよっぽど低い日本では、さらに気をつける必要があります。
お盆休みに来週から入る方も多いと思いますので、
気をつけてお過ごしくださいね!
それではみなさん、今日も良い一日をお過ごしください。
Have a great day guys!!